では、さっそく本編に入ります。
できるだけ体力を使わないよう、端的に解説していきますね!
- 1日目「恋愛とは?」
【大前提】恋愛とは?
よく恋愛ドラマなどで「恋に落ちる」といった言葉を聞きますよね。
ですが、それは想像の世界であり、現実は違います。
恋愛とは落ちるものではなく、踏み込むものです。
相手から求めるような受け身ではダメで、自分から与えていくことが大切です。
「価値観が違うから別れる」は間違い
「価値観が違うから別れる」というのは逃げるための言い訳でしかありません。
なぜなら、どんなカップルでさえ価値観の違いは必ずあるからです。
その違いに対して、どれだけ向き合えたか。
それが続くひとと、続かないひとの違いです。
愛する技術を身につけないと、誰と付き合っても続かない
「そこまで向き合えない…」
「そこまでの相手じゃない…」
と言いたくなるかもしれません。
ですが、ここで1つ大切なことをお伝えします。
「相手が誰か」は重要ではありません。
「自分に愛する技術があるかどうか」が鍵です。
想像してみてほしいのですが、「好き」という気持ちがお互いにあるけど愛情表現が全くない関係性、どうですか?
連絡は遅いし、悩みごとも聞いてくれない、将来の話もしない。もちろん誕生日を祝うこともない。
どれだけ相手が良いひとでも冷めてしまいますよね。
「愛されてないかも…」
そう感じた時点で、カップルの関係性は徐々に崩れていきます。
予防策は「愛する技術を磨く」しかないわけです。
また、相手に刺さる愛情表現ができると、相手も「愛されているな」と感じ、回り回って愛が返ってきます。
聖書でも書いていますよね「与えよ、さらば与えられん」って。
愛されたいなら、愛する。
上記の内容だけでも頭に入れておいてくださいね。
愛する技術があれば「すべて」うまくいく
愛する技術を身につけると、下記の流れになります。
- 愛する技術を身につける
- 恋人との関係性がよくなる
- 人間関係の構築がうまくなる
- 仕事や友達でも関係が良くなる
- 幸福度や自己肯定感が高まる
- 余裕が生まれ恋人へもっと愛を注げる
- 円満な関係性になり無敵なカップルになる
こうなるために、講座を心身に叩き込んでくださいね!
恋愛で欠かせない4つの要素
恋愛をうまくいかせるには、4つの要素が必要不可欠です。
- 配慮
- 責任
- 尊重
- 知識
それぞれ詳しく解説していきますね。
要素その1「配慮」
分かりやすい例が「母親」です。
母親って会うたびにめちゃくちゃ質問してきませんか?
「仕事/学校は楽しい?」
「ちゃんとご飯食べてる?」
「お金はちゃんとやりくりしてる?」
これって、あなた自身に問題が起きていないか「配慮」しているんですよ。
恋愛に置き換えるなら「そろそろ1人になりたがっていないかな?」「デート楽しんでくれているかな?」と気にかけることが配慮です。
ポイントはリターンを求めないこと。いわゆる無償の愛。
あくまで相手が幸せかどうか、嫌だと感じることはないか、母親が赤ちゃんの様子をみるような感覚ですね。
こういった細かな配慮で、間接的に「私はあなたを愛しているんだよ」と伝えられます。
要素その2「責任」
勘違いされている方が多いのですが「相手だけが悪い」なんてことはありえません。逆もしかり。
2人の間に起きた問題は、すべて「両方」に責任があります。
「なんで察してくれないの?」といったケンカを例にしてみましょうか。
彼女が不満を感じて、それに気づかない彼氏。
「なんで分かってくれないの」と爆発した経験、あなたにもあるんじゃないですか?
2回目ですが、これどちらにも問題があります。
なにがどうダメなのかというと、下記のとおり。
- 彼女「不満を感じたタイミングで伝えていない」
- 彼氏「不満を感じている彼女の態度を感じ取っていない」
彼氏が気付いていないのも良くないですよ? でも伝えていないのも良くない。
このように「問題の責任は2人にある」という感覚がなければ、ケンカするたびに「どっちが悪い」という討論になってしまいます。
解決策を見つけるべきなのに、責任の押し付け合いに。これでは一生仲良くなれません。
カップルというチームの一員である「責任感」が大切なんです。
要素その3「尊重」
わかりやすくいえば「ありのままを受け入れる」です。
ケンカをすると「こんな人だと思わなかった」と冷めてしまう現象、一度はあるんじゃないでしょうか?
でもそれって、愛がある考え方でしょうか。
「自分の描いていた理想と違うから冷める」って、客観的にみたらワガママにも見えますよね。
逆にいえば、あなたは「恋人の理想通り」なんですかって話で。ほぼありえないはず。
大切なのは、相手のことを評価せず、フラットな視点で受け入れること。
「良い」か「悪い」かは関係ありません。
そうすれば、本当に等身大なカップルになれます。
要素その4「知識」
ひとつ質問があります。
「恋人のこと、どれだけ知っていますか?」
年齢は知ってるよね? 出身は? 家族構成は? 将来の夢は? 好きな食べ物は? じゃあ逆に嫌いな食べ物は? 親友の友達は? 一番好きな映画は? 好きなドレッシングは?
良好な関係性でいられるカップルは、例外なく「相手について」めちゃくちゃ詳しいです。
些細なことでも知っているから、楽しい会話をできるし、相手を嫌な気持ちにさせることもない。
逆に、あまり知らないままでいると「価値観の違い」というモンスターに生まれ変わります。
相手に関する知識量は、人間関係の深さに直結する。これだけは覚えておいてください。
この講座の後半で「恋人の情報チェックリスト」を用意しているので、ぜひあなたの実力も測ってみてくださいね!
ケンカとは「交通事故」であり「交通違反」である
「恋愛で欠かせない4つの要素」で解説したとおり、配慮や責任、尊重、知識はどれも欠かせないものです。
逆に1つでも欠けていると間違いなくケンカが増えるでしょう。
ケンカとは何かを解説するなら「交通事故」と「交通違反」が分かりやすいです。
- 交通事故「突発的に起こる衝突」
- 交通違反「地道にたまる違反点数」
前者は、相手の嫌な言動をして、突然はじまるケンカを表しています。
後者は、怒るほどじゃない不満の積み重ねで爆発するケンカを表しています。
少し話は変わりますが、交通事故にあった運転者が口を揃えていう言葉を、なにかご存知ですか?
それは「まさか車がくるとは思わなかった」
これは右折時に「直進する車なんていないだろう」という思い込みですよね。
話は戻りますが、この交通事故の例、恋愛と似ていませんか?
車での事故を減らすには「仮説思考」が大切です。
- もし右折時に直進の車がきたら?
- もし直進するときに右折する車がきたら?
「もしも」に備え、ブレーキを踏んだり、スピードを緩めますよね。
では、これらをケンカ予防に置き換えてみます。
- もし、自分が事前に配慮できていたら?
- もし、自分にも責任があると自覚していたら?
- もし、相手を批判せずに意見を伝えていたら?
- もし、相手の嫌なことを把握していたら?
ケンカにすらなってなかったかもしれません。
「って言っても全部仮説じゃん…口でいうだけなら誰だってできるよ」
そうならないための講座なので、ご安心ください。
一緒に「もしも」を現実にしていきましょう。
破綻する7つの関係性
ここからは「絶対にうまくいかない関係性」の特徴を7つ紹介します。
1つでも当てはまっていると、今はよくても今後大きな問題につながるので、早めに処置しておきましょう。
結論を先にどうぞ。
- 思っていることを言えない
- 相手に対して興味が薄い
- 自分勝手な愛情表現をしている
- 相手の気持ちを考えずに言葉を発している
- 自分さえ良ければいいと思っている
- 相手を敬う気持ちがない
- 相手に依存している
その1「思っていることを言えない」
説明するまでもない気がしますが、意見を言えない関係性はうまくいきません。
好きな気持ちはもちろん、不満や要望など、伝えるべきことを伝えていないと厳しい。
「これ言ったら嫌われるかな…」
「前に怒られたから言えない…」
「伝えても意味なさそうだしな…」
こう感じたことがあるなら要注意。
たしかに言わないことでケンカは避けられるかもしれません。
でも、それで本当にいいんですか?
ゴクリと一人で飲み込んで、一生伝えられずに付き合っていけますか?
- 不満ができる
- 直接言えない
- 理解されない
という無限ループになるので、早く言っちゃって解放されましょう。
「嫌われるかも」って?
大丈夫。
そんなんで嫌ってくるぐらいなら、こちらから離れてしまったほうがいいよ。
良いひとはもっと他にいるから。
その2「相手に対して興味が薄い」
男性によくあるパターン「付き合ってから熱が冷める」ってやつです。
といっても性別は関係なく、交際がはじまってから相手への興味が薄れていると長続きしません。
冒頭でも解説したとおり、愛は落ちるものではなく踏み込むものです。
付き合ってから踏み込むことをやめてしまうと、相手への理解も進まず、価値観も話も噛み合わなくなってきます。
噛み合わない状況を「価値観の違い」と認識するわけですね。
その3「自分勝手な愛情表現をしている」
「自分はボディタッチされたら嬉しいから、そのまま相手にボディタッチする」
これは基本的にNGです。
なぜなら嬉しいと感じる愛情表現は人によって違うからですね。
相手のツボを外していると、どれだけ愛情表現をしても伝わりません。
それだけでなく、相手も愛を感じないので、あなたにも愛情表現が返ってきません。
すると「私はこれだけ愛情表現しているのに…」と不満につながり、マンネリになるわけです。
ちなみにここでのマンネリは「感情の振れ幅が少なくなり飽きる」と定義します。
ネット上では「マンネリは新しいことを一緒にして解決しよう」と解説されているものが多いですが、ぶっちゃけ効果はあまりないです。
一緒に新しいことしたって「その場しのぎ」でしかないので。永遠にごまかし続けるのは無理ですよ。
その4「相手の気持ちを考えずに言葉を発している」
相手から嫌なことをされた。自分は腹立ったから怒った。怒っているから口調が荒くなった。
これを「自分はそういう性格だから」とすませていませんか?
正直にいいます。甘えないでください。
2人の間で起こったことは、両者に責任があります。
「自分は一切悪くない」という考えは今日捨てましょう。
もちろん、不満を伝えるのは素晴らしいことです。伝えられないひともいるので。
ただ、伝え方だけは注意しましょう。
丁寧に伝えれば、相手にも必ず伝わります。
必要以上に攻撃してはいけません。
たとえ相手から嫌なことをされた被害者だとしても、攻撃的な言葉をつかった時点で「加害者」です。
ここ重要なので一生覚えておいてくださいね。
その5「自分さえ良ければいいと思っている」
「私は○○が嫌だから治してほしい」とだけ伝えるのはNGです。
意見は伝えられていますが、相手の気持ちや意見を汲み取れていません。
相手も自分と同じようにいろいろ考えているかもしれません。
相手の気持ちを無視して意見を押し付けても解決には繋がりません。
間接的に相手を傷つけ、関係が悪化していくのが絶対にやめましょう
その6「相手を敬う気持ちがない」
恋人と比較して優劣をしている方に多い感情ですね。
「自分と相手、どちらが優れている」と考えていませんか?
競争心があるのは良いことですが、恋人と比較しても基本的にいいことはありません。
- 自分のほうが優れている = 相手を下にみている
- 相手のほうが優れている = 素直に相手を褒められない
「恋愛に欠かせない4つの要素」で解説したとおり、相手を尊重する気持ちがないと強固な関係にはなりません。
また、相手への「尊重」や「尊敬」の気持ちがないと、相手も愛情を感じません。気持ちは離れていくばかりです。
何度も伝えていますが、恋人はフラットな関係性であること。勝ち負けの関係になってはいけません。
その7「相手に依存している」
解説は必要ないかもしれません。
精神的にも、経済的にも恋人に依存していると、いずれ不安定になります。
不安定になると相手も巻き込んでしまうので、必然的に2人して破滅の道へ…。
いっしょに自立した人間になれるよう頑張りましょうね!
長続きする7つの関係性
では逆に「長続きする関係性」とはどんなものでしょうか?
結論、下記のような関係性です。
- 本音で話せる
- 相手に興味をもっている
- 相手が喜ぶ愛情表現ができる
- 相手が傷つかない言葉を使える
- つねに2人という意識がある
- 相手を尊敬できる
- 「自分」を持っている
ここからボリュームがあるので、休み休みで学んでくださいね。
その1「本音で話せる」
「思っていることを言えない」の真逆です。
- 前から思っていたらこと
- ふと感じた不満
など我慢することなく、伝えるひとは長続きします。
意見や感情を口にすると、もちろん相手に伝わりますよね。
伝わると恋人も「なるほど」と理解してくれて改善してくれるかもしれません。
すぐに改善してくれないにしても、一度伝えているので今後の変化にも繋がります。
ワークは「恋人に伝えたい些細な本音を5〜10個書き出す。そして1週間以内に最低1つは伝える」
その2「相手に興味をもっている」
恋人の最新情報を知っていますか?
ワーク「恋人のトリセツ」を作ろう
✔︎聴く技術
ここまで愛への考え方や、意見の伝え方をテーマにしてきましたが、実は「聴く技術」も大切です。
ただボーッと聞くのではなく、積極的にアプローチをする聴き方です(漢字はあえて変えています)
コツをまとめますので、意識して恋人と会話してみてください。
- 相手が話している間に話さない
- 質問で本音を引き出す
- 提案をする
その3「相手が喜ぶ愛情表現ができる」
その4「相手が傷つかない言葉を使える」
その5「つねに2人という意識がある」
その6「相手を尊敬できる」
その7「『自分』を持っている」
最後に