同棲のお金管理は3つでいい。交際8年夫婦の揉めない最強ルール
「同棲したら、財布は一緒にするべき?」
「生活費はきっちり折半? 収入差があったらどうする?」
「自由に使えるお金は残したいけど、負担が偏るのもイヤ…」
同棲のお金管理って、決めることが多そうに見えますよね。
でも、ぼくたちが半同棲時代の失敗を経て学んだのは、次の3つでした。
- 共同費と個人費を分ける
- 負担割合は、そのときの収入状況に合わせる
- 共同支出だけ記録し、月末に精算する
ぼくたちは共通財布を作らず、個人のお金は各自で管理しています。
共同費も、食費や日用品ごとに細かく縛るのではなく、全体の上限を見るだけです。
もちろん、これがすべてのカップルの正解とは思っていません。
この記事では、大学時代に妻に負担が偏った経験から、ぼくたちがどうルールを作ったのか、向かないケースも含めて紹介します。
結論:共同費・負担割合・記録方法の3つを決める
同棲のお金管理を始めるとき、いきなり完璧な家計簿を作らなくても大丈夫です。
まず決めたいのは、次の3つ。
- 共同費にする項目
- 今月の負担割合
- 記録と精算の方法
共同費とは、家賃、水道光熱費、二人で食べる食費、共同で使う日用品など、二人の暮らしのために発生するお金です。
一方、携帯代、個人で使う化粧品や美容、資産運用、自営業の税金などは、2025年11月の収録時点では各自で管理していました。
全部を一つの財布へ集めるのではなく、二人で使った部分だけ可視化する。
これが、ぼくたちに合っていた形でした。
この記事のもとになった話は、ポッドキャストの「同棲のお金管理、正直これだけでいい説」でも聴けます。
半同棲で負担が偏り、数か月言い出せなかった
このルールは、最初からバチッと決まっていたわけではありません。
大学時代、ぼくは楓の部屋にいる時間が増え、約2年の半同棲状態になりました。
部屋を借りていたのは楓です。家賃と光熱費も楓が負担していました。
ぼくが過ごす時間が増えれば、当然、電気や水道も二人分かかります。でも当時のぼくは、その負担をちゃんと意識できていませんでしたね……。
一方の楓は、ぼくの金銭事情を知っていたため、自分が支えるべきだと考えて数か月我慢していたそうです。
生活に困るほどお金がなかったわけではありません。それでも、一人で暮らしていた頃より光熱費が増えている明細を見ると、モヤモヤする。
余裕があるかどうかと、二人で使ったものを一人が負担し続けることは、別の話だったんですよね。
そこから、ぼくたちは「余裕がある方が黙って出す」ではなく、二人で使ったものは二人で負担するという軸を持つようになりました。
言いづらい本音を抱えたままにしている人は、本音を我慢せずに伝える方法もあわせて読んでみてください。
ルール1:共同費と個人費を分ける
二人で使ったものは、二人で負担する
ぼくたちが共同費として考えていたのは、二人の生活のために発生する支出です。
- 二人で住む家にかかるお金
- 水道光熱費
- 二人で食べる食費
- 共同で使う日用品
- ペットや車など、二人で共同費と決めたもの
「男性が多く払うべき」「収入が多い方がすべて出すべき」と性別や立場だけで決めるのではなく、まず二人で使っている範囲を確認します。
ここで大切なのは、必ず5:5にすることではありません。
何を共同費にするのかと、その費用を何対何で分けるのかは、別々に考えます。
携帯、美容、税金、資産運用などは各自で管理する
共同生活に関係しないお金は、各自で管理していました。
たとえば楓の化粧品や美容医療、ぼくたちそれぞれの携帯代、資産運用、自営業として支払う税金などです。
楓は、家計をすべて一緒にすると自由がなくなる感覚があり、細かく縛られる形を好みません。
だからといって、共同生活へ影響するお金まで隠していいわけではありません。
個人費の自由は残す。でも、共同費は二人から見えるようにする。
全部を公開するか、全部を隠すかの二択にしないのがポイントです。
ルール2:5:5に固定せず、収入状況に合わせて割合を変える
5:5、6:4、7:3は、負担割合を考えるときの例
生活費の分担を考えるとき、最初に「折半が公平なのか」で止まりがちです。
個人的におすすめなのは、そのときの収入状況に応じて割合を相談することです。
ここも、唯一の正解はありません。
同じ金額を出すことに納得できる二人もいれば、収入差を踏まえて割合を変えた方が納得できる二人もいます。
大切なのは、ネットで見た正解を当てはめることではなく、二人とも無理なく続けられる割合を言葉にすることです。
金銭感覚が違うときは、どちらかを正解にするより、価値観の違いを二人のルールへ変える考え方が役立つかもしれません。
収入が変わったら、ルールも話し直していい
転職などで、収入が下がる時期はあります。
そんなときまで、最初に決めた割合を絶対ルールにしなくてOKです。
「今月は少し厳しいから、割合を変えたい」
「来月から収入が戻りそうだから、そこで見直そう」
ぼくたちは、収入の波に合わせて相談していました。
割合を変えることは、約束を破ることではありません。条件が変わったら、ルールも更新する。
家計簿より先に、ここを話せることの方が大事です。
ルール3:共通財布を作らず、共同支出だけ見える化する
ぼくたちはOsidOriへ共同支出を記録していた
ぼくたちは共通財布や共通口座を作らず、共有家計簿アプリのOsidOri(オシドリ)を使っていました。
流れはシンプルです。
- どちらかが共同費を支払う
- 支払った人が、その場で共同家計簿へ記録する
- 月末に二人の負担額を確認する
- 決めた割合に合わせて差額を精算する
たとえば同じ負担額にする月なら、二人の最終負担が同額になるよう、多く支払った側へ必要な金額を渡します。
6:4と決めた月なら、その比率になるよう調整します。
アプリを使うと、外出先でも支払い後に記録できます。わざわざ家計簿を書く時間を別に作らなくていいのが、ぼくたちには合っていました。
同じアプリを使う必要はありませんが、誰がいくら払ったかを二人で確認でき、決めた日に精算できるのが重要です。
個人のお金まで全部見せなくてもいい
共通財布を作らないと、お互いの収入や資産をまったく知らない関係になるのでは? と思うかもしれません。
でも、すべてを共有する必要はありません。
共同生活へ影響する収入の変化や、生活費の負担が難しくなる事情は話す。
そのうえで、共同費に使った金額だけを共有し、個人のお金は各自で管理する。
この考え方だと、個人と家族のお金管理が両立しやすくなりました。
細かい費目より、共同費全体の上限を見る
ぼくたちは月20万円を目安にしていた
2025年11月の収録時点で、ぼくたちは共同生活費の全体を月20万円に収めることを目安にしていました。
「食費は3万円まで」「娯楽費は1万円まで」と費目ごとの上限を細かく増やすと、管理すること自体が仕事になってしまいます。
なので、ぼくたちは分類を完璧にするより、共同費全体が目安に収まっているかを見る形でした。
月20万円は、一般的な二人暮らしの目安ではありません。
次の実例には家賃や住宅ローンがなく、住居条件が一般的な賃貸同棲と大きく異なるためです。
2025年11月収録時点の前月内訳
以下は、2025年11月収録時点の前月実績です。
当時は楓の祖父が建てた古民家で暮らし、家賃・住宅ローンはなし。
固定資産税は年4万円。
また、ペット4匹と暮らし、車を使っています。この月は普段より共同費が少ない月でした。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 食費 | 66,000円 |
| 水道光熱費 | 20,000円 |
| その他・日用品等 | 26,000円 |
| ペット | 40,000円 |
| 車・高速・ガソリン | 14,000円 |
| 合計 | 166,000円 |
よく家計簿の平均とかを調べてしまいますが、そういったデータにあわせるのではなく、二人が納得できて苦しくないのが大事。
目的を逆にしないこと。
半同棲のお金の話を切り出す例
負担が偏っていると分かっていても、お金の話は言い出しづらいものです。
そんなときは、相手を責める前に、次の4つを順番に伝えます。
- 事実:どの支出が増えたか
- 状況:なぜ今の負担が厳しいか
- 希望:何を共同費にしたいか
- 相談:どの割合から試したいか
ポッドキャストの内容をもとに会話例へ整えると、こんな形です。
最近、一人で暮らしていたときより光熱費が増えていて、今の収入だと少し厳しくなってきたんだ。二人で使っている分を、これからどう分けるか一度相談したい。私は○対○くらいを考えているけど、どう思う?
「あなたが払ってくれないから苦しい」ではなく、「何が増え、どう変えたいか」を出すイメージです。
相手の事情もあるので、最初に出した割合で決着しなくても大丈夫。
たたき台があるだけで、話は具体的に進むでしょう。
お金の話を責めずに進めたい人は、夫婦・カップルが話し合うときの7つのコツもどうぞ。
この方法が向く二人・別の仕組みが必要な二人
ぼくたちの方法は、次のような二人に向きやすいです。
- 共同費と個人費を分けられる
- 支払った共同費を互いに記録できる
- 月末の確認と精算を続けられる
- 収入が変わったとき、割合を話し直せる
- 個人費の自由と、共同費の透明性を両立したい
一方、次のような場合は、共通口座や一方による管理など、別の仕組みも検討した方がいいかもしれません。
- 支払いや記録を何度も隠す
- 借金や大きな滞納が共同生活へ影響している
- ギャンブルや浪費などで、個人管理が難しい
- 月末精算を片方だけが毎回催促している
- 管理作業を一人だけが背負っている
共通財布を作らない方法は、何もしなくていい方法ではありません。
記録と精算を二人で続けられることが前提です。そこが難しいなら、二人に合う仕組みへ変えてOK。
方法に二人を合わせるんじゃなくて、二人に方法を合わせましょう。
今日、二人で決めることは3つ
同棲のお金管理は、最初から完璧にできなくてもOK。
まずは、次の3行を決めてしまうことですね。
- 共同費にする項目
- 今月の負担割合
- 記録と精算の方法
まずは試して、1か月後に見直す。
負担割合が合わなければ変える。
記録が面倒なら、方法を減らす。
共同費の範囲で迷ったら、二人が使ったかどうかをもう一度確認する。
お金のルールは、一度決めたら終わりではありません。
収入や暮らしが変わったときに、責めずに話し直せることの方が大切です。



